焼死したのは消防局のせい?? 「ドンキ」火事で遺族が提訴

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   さいたま市で3年前あったドン・キホーテ浦和花月店放火事件。この火災で3人の店員が焼死したが、その背景に消防当局の怠慢があったとの疑いが出てきた。

直ぐ分からなくちゃ

   『朝ズバッ!』は、「ほっとけない」と昨日に続き、今朝も繰り返し報じた。

   疑惑のもとは、焼死した小石舞さん(当時20)が火災発生直後、119番通報した時の録音テープ。遺族の要請を受けたさいたま市が、この録音テープを提供した。

   テープには、119番通報した小石さんが身の危険を感じて電話を切るまで、市消防局・消防センターの担当者とやり取りをした1分45秒間の内容が記録されている。以下その再現。

   消防「火事ですか救急ですか」

   小石「火事なんですけれども・・・」

   消防「ドン・キホーテで火事?」

   小石「はいそうです」

   消防「火事なの?何が燃えているの?」

   小石「何が燃えているんだろう・・・何が燃えているか分らないんですけど」

   消防「火が出ているの?」

   小石「火が出ている?ここからじゃ、チョッと分からないんですけど。煙がすごいんです」

   消防「どこでドン・キホーテの中?」

   小石「ドン・キホーテの中で」

   消防「何階建て?」

   小石「2階建てです」

   消防「今すぐ出ますから。お宅の名前は?」

   小石「小石です」

   消防「電話番号は?」

   小石「電話番号は○○○~」

   消防「1階のどの辺で火が出ているの?」

   このあと、小石さんは身の危険を感じたのか、あわてて電話を切って逃げたようだが、翌日焼死体となって発見された。

   一刻を争う火事場からの通報なのに、通報を受けた側の応対は何と も悠長だ。

   司会のみのは「ドン・キホーテとこの消防署の間は500メートル しか離れていないんですよ。何所に何があるかぐらいは直ぐ分らなくちゃ」と、不満をぶちまけた。TBS解説委員の杉尾秀哉も「『早く避難しなさい』など肝心なことを一言も言っていませんね」。

   遺族は、さいたま市に対し慰謝料など1億8900万円余りの支払いを求めて提訴した。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
姉妹サイト