昨日13日、警察庁が今年の刑法犯の認知件数および検挙数などを発表した。凶悪犯を含んだ全体の発生(認知)件数は減少傾向だが、65歳以上の高齢者の犯罪が増えている、と番組司会の小倉智昭が言う。
番組時間では、ここまでですでに約3分要している。
検挙された高齢者は約4万5000人で、これは10年前の約3倍。この間の高齢者人口の増加率1.3倍を上回る。
「食うに困ってか、ヒマだからか、わかりませんが」(小倉智昭)、万引きが約半数を占めるという。番組コメンテイターで犯罪に詳しい諸星裕・桜美林大学大学院教授は、高齢者犯罪の増加とともに、凶悪犯の減少も「高齢化社会の産物」だという。
暴力、凶悪犯のピークは17歳から55歳までで、年を取ると暴力的な傾向はなくなっていくんだとか。「間違いなく、(凶悪犯は)減る方向にはあるんですよ」
年金システムも破綻し、生活に困った高齢者が万引きを繰り返す近未来。なんと素晴らしき、この世界!?
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト