18歳未満の少女160人とわいせつ行為をし、写真・映像に収めていた札幌の元小学校教頭、細田孝幸被告(54)が今日(2007年12月14日)初公判を迎える、と番組は報じた。18歳以上も含め計760人のわいせつ画像を雑誌投稿するなどしていた。細田被告の妻が、事件発覚前の夫の「完璧ぶり」と、発覚後の「怒り」をつづった手記を紹介した。
「あの男は人間だろうか」「変態性欲者という生物に過ぎない」。手記によると、妻は「あの男」呼ばわりで、夫の実態を報告した。夫の逮捕後、気持ちが落ち着いてから自宅に残っていた夫撮影のわいせつビデオ多数を検証するなどした結果だ。
ビデオの中の夫は、少女らにやさしく声をかけ、初体験などのインタビューで女性をリラックスさせる。「今からハメられちゃいますよ」と言い、女性の恥らう反応を楽しむ。次にプレイは一転。「早く下着をとれ!」「オレの言うことを聞け!!」。メイド服や看護婦制服などを着せ、手錠をつけ服をハサミで切るのがお気に入りだったようだ。コトを終えた後は、また優しい男に戻る。そして「今日は楽しかったね」と女性にネコなで声で話しかけるのだ。
妻はア然とする。「今日は楽しかったね、って・・・」。私と外に出かけた後に、いつも優しく声をかけてくれたアノせりふじゃない!!! 夫は「完璧な夫」「自慢の夫」だった。私にとても優しくて、仕事熱心で教頭にも「出世」した。いつも「仕事で疲れた」って帰ってきた。ああ、仕事ってそういう「シゴト」だったのね。あのいつもの優しい口調も私に対してだけ、って思ってた。でも、ビデオの中の女みんなに、そんな優しい口調で話してたのね。
気持ち悪い、情けない、悲しい、浅はかだった。私は手慣づけられてたのね、このビデオで服を脱がされる女たちみたいに。刑務所から一生出てきてほしくない。
スタジオで阿部祐二が、妻が手記を記したのはつらい反面、書くことで気持ちが支えられる面もあるという複雑な心情を解説した。妻は夫の1600万円以上の借金の取立てに現在おびえている。自分名義でさせられた借金もあるそうだ。
さかもと未明が「夫の償いが済んだら助けて導いてほしい」と妻に注文すると、テリー伊藤が「そんな必要あるの?」とムッとしたコメント、かとうかず子も否定的だった。
かとうかず子は、元教頭の要求に応じた女性にも「ひっかかるな、自覚を持って」と呼びかけた。「妻」が借金で苦しまなくてすむ方法はありそうなものだ。詳しい人が助言してあげてほしい、と感じた。