大阪府知事選への立候補表明会見を昨日(12月12日)行った橋下徹弁護士(38)。番組は会見模様や大阪の街の声などを伝えた。スタジオコメントを含め、様々な意見があった。が、ざっくりした印象で言えば、まあ好意的に受け止めてるな、といった感じだ。
スタジオで街の反応について聞かれた女性レポーターは「若さ、知名度に期待している部分が多かった」と総括した。冨田リカは「正義感感じるし、戦うお父さんって感じで」とこれも前向きコメント。テリー伊藤も「いいですね。38歳、感性がいい頃。がんばってほしい、瞬発力ありますよ」と持ち上げた。
ちょっと気になる見方を示したのは、宮崎哲弥のコメント映像だった。宮崎は、橋下が会見の中で、共演番組があり、立候補することを「電話で伝えた」と話した2人のうちの1人だ。コメントは、橋下が当初立候補について完全否定した理由を説明した部分に関する話だ。
橋下の説明では、番組収録を終えた枠について、自分が立候補の意志を表明すると収録映像が放送できなくなるため迷惑をかける、という趣旨だった。迷惑をかけないために「出馬しないというしかなかった」そうだ。「無事」放送を終えた番組もあったとのことだ。
しかし、宮崎の見立ては違った。「番組調整(が理由)ではないと思います」。自公推薦だけでなく、財界の支援取り付けの「確認ができるまで待っていた」と解説した。
まあ、橋下の「2万%出ない」(番組によって数字はバラつきがあるようだ)発言が、テレビ関係者への義理堅さを示すものなのか、「政治の常道」の範疇のものなのか、政治家としての資質を問われるべきウソなのか、よくは分からない。
にしても「2万%出ない」という表現、取材者とのやりとりの中で出た発言なのだろうが、もう少しうまい表現はなかったのか、とやはり気になる。