参院選時の自民「年金公約」 信じたヤツがバカなのか

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   舛添厚労相が、持ち主の分からない5000万件の「宙に浮いた年金記録」のうち、1975万件、全体の38.8%が特定困難であること正式に発表した。が、むしろ舛添氏はじめ政府幹部の開き直りと取れる発言にびっくり。コメンテーターからも手厳しい意見が。

最後まで頑張ってもらわないと

   当初から、「宙に浮いた年金記録」を、来年2008年3月までにすべて特定するのは困難との見通しはあった。それにもかかわらず、自民党は、先の参院選の選挙公約に「来年3月までに全ての持ち主を特定する」と書き、選挙のスローガンにしてきた。

   ところが舛添厚労相は昨日(12月11日)の記者会見で、「(来年の)3月までに全て片づけると言った覚えはない」、そこで、今後の名寄せの期限を記者が聞くと、「エンドレスです」。町村官房長官も「あれは選挙中で、縮めて言ってしまったのだ」と。

   これを素通りしようとした司会のみのに、コメンテーターの毎日新聞論説委員、与良正男が「公約問題を見逃してはいけません」とクギをさした。

   続けて与良は「最初から難しいことは指摘されていた。難しい、難しいといわないで、誤解を招いたんだから、公約していないなどと言わないで、丁寧に説明し方がいい。でないと、政治家はウソつくものだ、と政治不信につながる。一生懸命やっていることは皆わかっているのだから、開き直りみたいなことをいうのはダメだ」と、舛添氏をしかった。

   みのは、舛添氏の「エンドレス」発言を受けて、「最後まで頑張ってやってもらわないとネ!」と、言葉こそ威勢はいいが、中身は空虚でおかしい。

   年金支給の期限は限られている。早くしないと死ぬ人も出てくるに違いない。いったいどういうつもりで発言しているのか、「死ぬまで待とう」という腹積もりかと言いたくなる。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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