ドリカム吉田、亡き夫へ捧げる歌 1行歌うごとに涙

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   2007年9月に夫が胚細胞腫瘍のため死亡した、人気ユニットDREAMS COME TRUE(ドリカム)の吉田美和(42)が亡き夫への思いを歌にした新曲を番組は取り上げた。吉田は悲しみにくれるあまり、一時はドリカムの中村正人(49)が「吉田は気丈に振舞っているが、人前に出たり歌ったりできる状態ではない」と心配するほどショックを受けていたという。

いい言葉だね

   しかし、映像ディレクターでもあった夫、末田健(享年33)との約束があった、と番組は報告。2006年にドリカムと末田はプロモーションビデオの撮影のため世界中を旅行、その際に完成していた曲を収録したアルバムを07年のクリスマスまでに発売しようと話し合っていた。その予定していたアルバムに、夫を追悼する「予想外」の新曲が加わった形だ。曲のタイトルは「AND I LOVE YOU」。1分52秒の短めの曲だが、吉田は収録時、歌詞を1行歌うごとに涙をあふれさせていたという。

   新曲の1部が紹介された。吉田がこれから年齢を重ねた後でも、末田に気付いてほしい、という気持ちを表した短いフレーズに、スタジオのテリー伊藤も宮崎哲弥も「いい言葉だね」「なかなか出てこないですよ」と「参った」様子だった。

   香山リカの解説では、一般的には大切な人を失った際などに、感情を歌などに表現して悲しみを和らげる「芸術療法」という方法がある。しかし、歌をプロとしている吉田の場合は「(歌うことは)逆につらかったと思う」。

   アルバム名は吉田の希望で「AND I LOVE YOU」と新曲と同名になった。07年12月12日発売だそうだ。

文   赤坂和郎| 似顔絵 池田マコト
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