先週の話になるけど、「筑紫哲也NEWS23」で筑紫さん(72)の後任の後藤謙次キャスター(58)が初めて出てましたね。筑紫さんも一緒にいましたけど、筑紫さんは若々しく見えた。以前より若返ったのかな、という気がしたぐらい。もっともガンになると声が出なくてね、私もガンをやったから分かるけど。声に力が入らない。筑紫さんもそこが気にはなったけど、元気そうだった。
異論、反論、ていうあのコーナーで、ニュースをどこから仕入れるかってやってた。新聞派、テレビ派、ネット派、口コミ派とかね。そしたら「総合力ではテレビ」みたいな結論になって、見てる方は「ドテッ」てなったけどね。
後藤さんは、共同通信で編集局長までされて頭も悪くないんでしょう。でも、何というか、筑紫さんより若いんだろうけど「若さ」がない。筑紫さんの方が若々しい。後藤さんは、大きくはずれたバカなことは言わなそうなタイプだけど、逆にいうと面白みに欠けるかもね。明るさがない。鼻と上唇の間によく汗をかいていたようで、見ていて気になった。スタッフメイクさんは、よくパタパタとふいてあげてくださいね。
筑紫さんは、2007年のキーワードを扱うコーナーで「不寛容の時代になった」と言っていた。人が謝るシーンをよくみた1年だったが、一番寛容であるべき家族同士まで不寛容になり、家族間殺人も続いた、と。よくまとめておられたと思う。見事なコメントだった。ときどきの出演ではなく、まだまだ毎日でもいけるぞ、と思ったけど、ガンだから仕方ない面もあるか。
もったいない 若くてシャープな 筑紫さん