しょこたんは「紅白」救うか リストラ経験者も歌う

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   「紅白は、ボクらの世代、50歳以上ですがネ、大きな番組なんですよ。ただ、どんどん視聴率が下がって..」と、司会のみのもんたが嘆く大晦日のNHK紅白歌合戦。昨日(4日)出場歌手が発表された。

大物が辞退するようになった

   今年のNHKは、“紅白再生”にどんな手を、と多少の興味。で、開いたフタの中身を見ると...苦難を乗り越えた"わけあり歌手"登場の半面、大物歌手辞退が目立つ紅白。

   「朝ズバッ!」も、ナレーションで「さまざまな人間ドラマを持つわけありの人が晴れの舞台に臨む、そんな歌手が多いということです」と、初出場の“わけあり歌手”を紹介した。

   まず、若手から。アニメや漫画が大好きなオタクという「しょこたん」こと中川翔子(22)が登場し、「胃がキリキリいっています」。次に、東京・秋葉原中心に活動している女の子ばかり48人の大所帯「AKB48」。ここまでは"わけあり"ではなくごく普通。

   続いて登場したのが、史上最年長の初出場で、「お久しぶりね」「今さらジロー」を作った作曲家すぎもと まさと(58)。「まさしく58回目の紅白に58歳のオレが...天国にいるお袋のために一生懸命歌いたい」。

   リストラされた経験もある馬場俊英(40)は、「最近まで、両親に『いつ就職するんだ』と言われていた」とか。性同一性障害を公表しているシンガーソングライターの中村中(22)は「(私が出て)良いのかなと思いました。胸を張ってまいります」。

   去年は“裸”で物議をかもしただけに、今年は「苦難を乗り越えて晴れ舞台を」というのだろう。しかしその反面、矢沢永吉、宇多田ヒカルといったベテラン歌手が相次ぎ出場を辞退した。

   「視聴率が下がって、どこかでもう一回戻してほしい、と思っているのですがね~。紅白に出るのが歌手の夢だったのが、大物が辞退するようになってしまいましたねー」。有為転変に、みのがしみじみ。感無量のよう。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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