官僚バッシングは愚かな行為? 某大学教授の「憂国」

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   防衛省で“天皇”と呼ばれた前大物次官とその妻が昨日(28日)、東京地検特捜部に逮捕された。「腐った夫婦ですね」(テリー伊藤)と、『スッキり!!』もトップ扱いで報じたが、コメンテーターである相澤英孝・一橋大学大学院教授のノー天気ぶりには呆れかえった。

今はせざるを得ないでしょう

   逮捕された守屋前次官と額賀財務相は、12月3日の予定で国会の証人喚問が議決されたばかり。渡辺恵一東京地検次席検事は「喚問を妨害したわけではない」と言うのだが...。

   額賀氏が、疑惑の渦中にある山田洋行の元専務らと宴席をともにしたかどうか。「していた」とする守屋前次官と「していない」と言う額賀氏が真っ向から食い違い、証人喚問が注目されていた。

   テリーは「2人をガチンコ勝負したあとで逮捕して欲しかった」と残念がる。さらにテリーは「守屋は首を絞めてはかせる。こんなオッサンが日本の防衛を仕切ることができること自体が問題だ」と怒り心頭。

   ところが、元大蔵次官で長年代議士をつとめた相澤英之氏の長男である相澤英孝氏は「日本は官僚国家といわれ、官僚が国を支えてきたのに、情けない話だ。こういうことで皆が官僚をバッシングすると、ますます官僚はやる気をなくす。この国を憂う人たちが無くなってしまう」と。いまや官僚病がまん延し国の衰退が心配されているのに、ひと昔、ふた昔も前の官僚国家論を。

   司会の加藤浩次が口をおもい切り尖らせ「今はバッシングせざるを得ないでしょう」にも相澤は「彼はそうなんですが、個人の問題でなくなり、皆をバッシングする結果になる。まじめに働いている人もいるんですよ」と、官僚がよく口にするセリフを。ぶざまな社会保険庁、それを監督・指導する厚生労働省の杜撰さを知らないの?

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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