「エッ、何回言えばわかるんだよ、バカヤロー」「なに、その口のきき方は誰にいってんだよ」「文句があるなら学校の先生連れてきなさいよ」。オジサン達のドスの利いた怒号や罵声が飛ぶ。怖~い。
師走をまじかに控えた東京・渋谷のセンター街。『スッキリ』は、「自分たちの街は自分たちで守ろう」と、この街で働くオジサンたちで組織されたSCGPの活動を追った。
追っても追っても群がるハエのように出没するキャッチセールス、路上にはみ出した商品や看板...。まともに言ったのでは、違法行為は無くならないのだろう。
しかし、このオジサンたちの怒号、罵声に、司会の加藤浩次が噛みついた。「街を守ろうという気合はすごく感じる。でも、(相手も)同じ街で店を出している人じゃないですか。もうちょっと言い方変えたほうが、もっと良くなると思うのですがね~」。
これに対しテリー伊藤は「問題はあるけど、あまりおカネを落とさない若者より、もっと質のいい客層に変えたいんでしょう。気持ちは分かる」と、オジサンたちの味方。
SCGPの大隊長、小野寿幸さん(西村フルーツパーラーの取締役)は「私達は商人だから、買い物に来られる、食事に来られるお客様を守らないと」というのだが、警察が後ろで支援しているのをカサに、上から威嚇しているきらいがなくもない。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト