加藤紀子もうすぐ離婚! だってあんたバカだもん

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   「ズバリ言うわよ!」の主宰者で日本一のフォーチュン・テラー(自称)である細木数子大先生。ゲストの好き嫌いが激しい方なのだが、彼女お気に入りの人物像というのは、当欄の精力的な調査によって、ほぼ判明している。

お茶をおいしく入れられるように

   まず必須条件は、若いキレイな女でないこと。不幸にもそれに該当した場合だが、挽回する余地はないでもない。家事が大好きだったり、男を立てて三歩下がって歩いてますとか、古風なところを見せればいい。

   さて、本日のゲスト、「元祖バカドル」(番組呼称)の加藤紀子は30代前半。この番組のゲストでは最年少の部類だ。しかも、フランス留学したり、家事がダメなど、カズコ様の神経を逆なでするイマドキの若い女的エピソードが目白押し。これでは、手ぶらで猛獣、いや美女のオリに入るようなものだ。

   すっかり番組の敷いたレールに乗っかるセンセイは、何かにつけて加藤にバカを連発する。「仕事で忙しくても体は大丈夫だった」「それはバカだからね」といった具合だ。そして、ハイライトは「バカ嫁伝説」。昨年、結婚したのはいいが、夫がゴミ出しするのを寝たふりでやり過ごしたり、洗濯物を変色させ、食事の量を間違えたり――。

   もちろん、番組側でかなり脚色されているはずだが、すっかり"伝説"を信じて疑わない風を装うカズちゃんは、露骨な呆れ顔を見せる。「今日はイイ鑑定が聞けそうですね」と司会進行役のくりぃむしちゅー・有田が含み笑いをもらす。

   はたして――。「37、8~40歳までに離婚すると思います」。ちょっと先の話にはなるが、ひさびさの具体的なネガティブ予言がキタのである。「キレイだけど口を開いたらバカってのは面白い。売れるよ」。けど、家庭・主婦は無理だわね、諦めな、という趣旨である。それでも両立したいと食い下がる加藤には「まずお茶をおいしく入れられるようになりなさい」とアドバイス。お茶で解決する話なのだろうか。

   番組中、顔色が変わってもおかしくないような場面が何度もあったが、加藤は終始冷静。エンディングでは、ほがらかに感想を述べる。「楽しかった」「まだ(結婚生活がうまくいく)可能性はあるんですよね」。最後までおバカだったことをたたえたい。

   さて、次週のズバリ!、ゲストは――三笑亭夢之助。いい歳して号泣してしまったとのこと。一体なにが起きたのか!?

文   ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト
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