「異様な離婚会見でした」と小倉智昭が口火を切った。
噺家の春風亭小朝(52)と泰葉(46)夫妻が突然の離婚会見。金屏風をバックに、左右に林家正蔵、いっ平の兄弟が座る。かつて歌手、タレントで活躍していた泰葉さん、88年に結婚して19年。おしどり夫婦で知られていた。いったい何があった?
小朝「6月に、『話がある』『なに?』『奥さんのポジションからはずしてほしい』と」
泰葉「おかみさん業ができない。黒白つける性格なので、仕事がしたい。器の大きな方なので、『いいよ』ということになりました」
小朝「めちゃくちゃ仲がいいんです。一度もどなり合ったことないし」
泰葉「父の命日に『別れてください』と」
小朝「はじめは笑ってたと思います。それから真面目に聞き始めた」
弟たちにもわからないらしい。
正蔵「うまくいってると思ってた」
いっ平「独身のわたしが、離婚会見に出ようとは‥‥」と、まるで落語の雰囲気だ。
--結婚生活は? 泰葉「修業期間です。師弟のようでした」。また「すべてが落語にいっちゃうんですよ」ともいっていた。わきで小朝がうなずいている。
レポートの武藤まき子はこのあたりだといったが、多分そうだろう。ヒントはこれまでにもあった。「とくダネ」のインタビューに泰葉が、「もう嫌ですね、落語家の娘や妻になるのは。孤独だもの。二度と嫌です」といっていたのだ。
今年に入って、夫婦でテレビなどに出ることが増え、おかみさん業から仕事へとカジを切る気になったのか。前田忠明は「金屏風は、泰葉さんの再出発をお祝いする意味だった」という。
小倉は「表には出せないものが、いろいろあると思いますよ」「離婚て結婚よりパワーが必要なもの。落語家の妻というのも、お母さんを見てわかっているわけだから、それだけじゃないと思いますね」と妙にしんみり。
高木美保が「可愛い奥さんでやってきたけど、本人は大人になっていることを、わかってもらえなかったのかも」といった。
会見でこんなこともあった。記者から「離婚とかけて謎かけを」と問われ、噺家3人が「謎かけは‥‥」という中で、泰葉さんが「ハーイ」と手をあげた。
「会見とかけて泰葉と解きます。そのこころは『恐さ(小朝)知らず』」といって、小朝を見て嬉しそうに手をたたき、Vサインまで出した。小朝がなんともいえない表情をする。
武藤は「小朝が知らなかった」と読んだが、小倉は「常に小朝のペースだった会見が、最後で泰葉さんがとった」と。
まあ、本当のところは、2人にしか分からないんだけど‥‥