船場吉兆、偽装一流言い訳三流 業者からも「言い逃れ」

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   「懐石といえば吉兆といわれるほどの名店・・」とHPで自賛している船場吉兆。数々の食品偽装で"暴かれた名店"となった。吉兆といえばとウソの上乗りといわれるほどの名店・・・

全部がウソだらけですね

   スパモニは、名門失墜もなるほどと思わせる社長の言い訳を伝えた。

   「社長さんは一流の料理人でしょ。それでもこの程度のもんだ、というのがバレてしまいましたね」(山口一臣)

   一流の料理人は偽装でも一流だった。

   3万円ほどする「但馬牛こがねみそ漬け」は但馬牛ではなく佐賀県産と鹿児島県産牛だった。

   「仕入れ担当者のひとりがちょっとステッカーを貼ってしまった。会社ぐるみではない」―――実は役員も現場にいた。ウソだったのがバレた。

   「地鶏のみそ漬け」などにブロイラーを使っていた。船場吉兆は「地鶏を注文していたが、業者に裏切られた」

   言い逃れだと20年来の納入業者は反論する。「ウチは最初から若鶏(ブロイラー)しか扱っていない。地鶏は扱ってない」

   菓子、総菜の消費・賞味期限改竄(かいざん)が発覚し、「パート従業員に任せていた」と釈明していた。

   実際はラベルの張り替えは取締役も知っていた。

   「全部がウソだらけですね」と赤江珠緒。

   「高ければ安心と思いがちだけど、まさかあの吉兆がここまでウソをつくのかねぇ。名店が地鶏とブロイラーの区別もつかなかったわけでしょう」と皮肉たっぷりに吉永みち子。

   懐石ランチは1万2600円~座敷だと2万6250円~

   信頼された高級ブランドの名店・・・その言い訳は最低。

文   初代不良家| 似顔絵 池田マコト
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