「保護」されたのに、被疑者?は警官に暴行されて死亡した。それでも佐賀県警は警察用語の「保護」ですませてしまうのだろうか。
授産施設に通う知的障害者の安永健太さん(当時25)は市内を自転車で走らせていた。
車道を蛇行するので、通りかかったパトカーは飲酒、あるいは薬物によるものと見て(その後に精神錯乱と訂正)
サイレンを鳴らして「止まれ、歩道に移動」―――健太くんは聴覚にも障害があって聴こえない。
佐賀県警は「男性は奇声を出して、自傷他害のおそれがあったので保護を開始した」
保護された(押さえつけた)健太くんは数分後に意識がなくなり死亡した。
遺体には頭部や顔面、両腕、下肢などに複数の打撲の跡や切り傷があった。
「警察官にあこがれていたので、警察官に向かって暴れることは考えられない。殴られて押さえつけられて、暴力から逃げ回っていたようです」(伯母の話)
状況は近くのファミレスにいた2人の女子高生がしっかり見ていた。
佐賀県警は「殴っていない」「暴力行為はありません」の一点張り。目撃者の「殴っているのを見た」証言も調書に記載しなかった。その証言を意図的に隠した。こんどはオマワリが身内を「保護」するのに懸命になっている。
「殴ってなかったら、なぜ死亡したのか。それと目撃者はウソの証言をしても何らメリットがないはず・・」(石丸幸人・弁護士)
「佐賀地検はこの事件について、警察官の暴力によるものなのかなどを調べています。目撃した女子高生たちは、地検で健太くんが殴られていた事実を話しています」(高村智庸・リポーター)
警察の保護=死亡・・・目撃者がいるのに、事実をボカそうとすればするほどボロが出てきそうだ。
「警察がからんだ、わかりにくい事件が続いてますね」ため息のように赤江珠緒。