民主党の小沢代表が辞任を突然表明。永田町の衝撃ニュースにスパモニも番組の大部分をこのテーマにあてた。
オープニングのナレーションからものものしい。<夢と思われた自民大連合、熾烈な情報戦となったが夢は現実となった。・・・悪夢として><壊し屋といわれた男は、民主党政権交代の夢まで壊してしまうのか>
「一足飛びに事態が進みましたね」赤江珠緒がトーク開始のボタンを押す。
ゲストは自民党・平沢勝栄議員に、民主党・原口一博議員。国会のテレビ担当広報班としてすっかりお馴染みになったご両人だが、今回の動きは核心がつかめず「党内の雰囲気」を語るに終始した。
密室のコソコソを知っている立場ではないので、解説者になるしかない。
スタジオ・トークは吉永みち子の発言がリードした。
「ねじれ現象を作ったのは私たちであって、それを解消してくれと頼んだわけではない。そのねじれの中できちんと政策を遂行して欲しかったのに、お互いのトップが国民の見えないところで話し合い、その結果がこれでは結構たまげる」
「小沢さんは相当計算をしています。今度の衆院選に勝てると踏んで、あえて党内を引き締めるために辞任のカードを出したんじゃないか」(平沢勝栄)
「確かにねじれ国会になって次のステップに進まなければならないが、小沢さんは性急過ぎる。連立のプラスアルファーはぼくらにも命がけのコトバで説得して欲しかった」(原口一博)
番組では読売新聞の記事に注目した。テロップは<真相「小沢副総理」で一度は合意?"大連立辞任"の衝撃>
党首会談で、民主党が連立政権に参加した場合――
小沢副総理、17閣僚の配分を自民党10、民主党6、公明党1とすることでも合意。
民主党に割り当てる閣僚ポストは国土交通相、厚生労働相、農相・・・・。
情報が突出するのは、小沢一郎という存在そのものがサプライズだからだ。
「相当具体的ですね。それに党首会談には第三者がセットしたともいわれてます。これ事実なんですか?」(赤江珠緒)
これに田畑正・テレビ朝日政治部長は「詳細はわかりませんが、この情報は永田町では常識になっています」
会談をセットしたキーパーソンは、社説に「それでも大連立を目指すべきだ」と主張する読売新聞・・・壊し屋小沢の背後にはマスメディアもいる・・・・