完全試合目前「非情采配」にブーイング「なぜ投げさせてと言わなかった?」

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   昨日(11月1日)のナゴヤドーム日本シリーズ第5戦、中日が日本ハムを1‐0で下し、53年ぶり2回目の日本一に。今朝の『とくダネ!』は、完全試合目前で投手交代したのをトップで取り上げた。題して、「落合の非常采配で波紋―なぜ?世紀の交代劇」。

もしものことがあって札幌に戻るのがいやだった?

   試合は、中日の山井と日ハムのダルビッシュの熱のこもった投手戦だった。ダルビッシュは2回裏、平田の犠飛で1点を先取された後は、7回までに11奪三振の力投だった。が、山井のスライダーとカーブを使った、丁寧に低めをつく力投がまさり、8回終わりまで一人もランナーを許さなかった。

   球史に残る完全試合目前の9回、落合監督がベンチを出て、場内アナウンスが「ピッチャー山井の代わりに岩瀬」を告げると、スタンドでブーイングのようなどよめきが。

   スタジオでも、中日OBの谷沢健一氏が生出演し、「なぜ本人が投げさせてと言わなかったのかね~」。小倉も「もしものことがあって、札幌に戻るのがいやだったのですかね」とブーイング。

   この“非情な采配”に、名監督といわれている人たちも、「よくぞ決断した」(森祇晶)、「監督なら10人が10人続投させた」(野村克也)と意見が分かれた。

   山井は昨季年棒2400万円から今期は900万にダウン。記録を残さなければ、クビも危ない状態だった。これで先ずは安泰という点ではめでたしめでたし。

   ちなみに今朝の朝日新聞スポーツ面には、山井は「個人記録はどうでもいい。頑張ってきた岩瀬に投げさせたかった」。落合監督も「山井がいっぱいいっぱいというから...」。周囲の興奮をよそに、いずれも淡々と・・・

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
姉妹サイト