'90年前後に絶大な人気を誇ったアイドルグループ、光GENJIの元メンバーが逮捕された。(胸ではなく)ポケットに禁断のリンゴを入れ、ケミカルなパラダイスに遊んでしまったようだ。もちろん、結果はロストである。
番組CGが伝える逮捕の経緯によれば、容疑者は警官とすれ違った際に、目をそらすなど挙動不審。どうやらこの時、ブツを手に入れた直後で、後ろめたかったらしい。それを見とがめた警官に詰問され、御用となった。
元同僚の諸星和己のコメント。「彼は気が弱いところがあった」。容疑者がストレスを理由にドラッグに走ったことを指して言ったのだが、今回逮捕されたのも"気の弱さ"ゆえ。二重に致命的だった。
「光GENJIのバックで踊ってたのがSMAPなんですよね」。鳥越俊太郎が重々しく口を開く。「SMAPも10代からスタートしたが、メンバーそれぞれがキャラクターを確立して、いまなお活躍してる。一方(の光GENJI)は燃え尽き症候群のようになってしまった。その対照が非常に興味深いね」
容疑者をダシに、容赦のない光GENJI×SMAP比較論をぶつ鳥越。だが、これは誰もが一度はやっているはずの定番トピでもある。光GENJIとSMAP、なにが違ったのかはともかく、SMAPが異例の長寿を伸ばせば伸ばすほど、光GENJIのバブリーでチージーなイメージが強化されていくようで、興味深い。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト