「たまごっち」生みの親の「企画書術」は使えそう

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   「プロフェッショナル 仕事の流儀」には3つの放送パターンがある。

   (1)毎回違うゲストを紹介する通常放送。
   (2)再放送。数人のプロフェッショナルの放送をつなぎ合わせた再放送もあれば、まるごと再放送される場合もある。
      (最近、再放送が多いようにも感じられるのだが、気のせいだろうか)
   (3)過去に紹介したプロフェッショナルを新たに取材し直した放送。

   今回の放送は、最後の「新たに取材し直した放送」だった。「明日から使える"仕事術"スペシャル Part4」と題して、違う分野のプロ達から仕事術を盗む、といった特集だ。

   茂木が帝国ホテルのシェフからハッシュドビーフの作り方を習ったり、アナウンサーの住吉がソムリエにワインのおいしい飲み方を習ったりと、ちょっと変わり種の放送になった。

   その後も番組は"仕事術"に主軸をおいて進行した。その中で一番興味を引いたのは、NHK用語"たまご型ゲーム"こと「たまごっち」の生みの親である横井昭裕の仕事術。人を納得させる「企画書」の書き方だ。学生の日常生活で企画書を書くことなどあまり無いことだが、タイムリーなことに私は授業の一環で企画書を書かなければいけない。ぜひ横井の仕事術をご伝授いただきたい!

   企画書は、自分の頭の中にあるアイデアを「第三者」に伝える大事なものだ。成功はいかに相手の心を掴むことができるかにかかっている。しかし頭の中身を相手に伝えるのは非常に難しい。企画書にまとめてみても、いまいち自分の真意と違ったり、何かが欠けていると感じることも多い。

   横井の企画書術は「白紙に思いつくこと全てをはき出す」こと。文脈がつながっていなくても、突飛なことでも、とにかく思いついたものを全て紙に書き出す。紙に埋まった文字こそが、頭の中にあること。後はそれを組み立てて、整えてやればいい。

   確かに、私の頭の中では吐き出しと文章化を同時にやっていた。一つの企画書を作るのに結構時間がかかっていたのはそのためかもしれない。一度吐いて、それをまとめることが企画書作りの秘訣と言えそうだ。

   ※NHK プロフェッショナル 仕事の流儀 「明日から使える“仕事術”スペシャル Part4」(2007年10月23日放送)

文   慶応大学・がくちゃん
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