「警察の事情聴取みたいで、後味がいいものではなかった」
『とくだね!』後半は、今朝(26日)9時5分から始まった亀田興毅選手(20)の謝罪会見中継。冒頭のセリフは、」会見のやり取りを聞いた“小倉レフリー”の裁定である。
確かに、興毅への記者の質問は無意味な質問を執拗に繰り返し、違和感を感じる場面もあった。で、会見の一部再現。
まず会見冒頭に興毅が謝罪した。「関係者やファンの皆さんに大変申し訳ありませんでした。亀田家を代表してお詫びしたいです」。このあと協栄ジムの金平桂一郎会長が、亀田家に対する協栄ジムとしてのペナルティーの発表があった。
それによると、
1亀田史郎氏はボクシング界からの引退
2大毅は今後練習再開に当たっては改めて謝罪会見する
3興毅は練習再開を認めるが、試合は3か月間の自粛
4兄弟の練習は協栄ジムに通って行う
などだ。
このあと、記者たちが興毅に質問攻め。
記者 「肘でもいいから目に入れろといったかどうか、イエスかノーで答えてください」
興毅 「(聞き取れないほどの低い声で)ハイ」
記者 「どういう意味でおっしゃっているのですか」
興毅 「とくべつな意味は・・・大毅の初めての世界戦で頭が真っ白になっていた」
記者 「亀田用語だといっていましたが、反則を指示したのですね」
興毅 「あの時のことは覚えていない。でも映像ものこっているし、反省しています」
記者 「指示したことは認めるのですね」
興毅 「ハイ」
記者 「お父さんが会見に出ないということを疑問に思いませんでしたか。情けないという思いはありませんか」 「お父さんは『謝ったら負けや』ということも言っているそうですが」
興毅 「おやじは(会見に)出ることによって『興毅の会見の妨げになるのではないか』と考えたと思います。親父は皆も見て分かる通り、ああいう性格で、ややこしくなってもいかん。亀田家の長男として、代表としてきました」
記者 「ああいうパフォーマンスはどのようにして生まれたの」
興毅 「行き過ぎもあったと思います。本来試合に向けての作戦。キツイ減量の中で、水を飲んだりハンバーガーを全部食べて見せたり、相手にプレッシャーをかける狙いがあった」
記者 「(これを機に)親離れということになるんでしょうか」
興毅 「世間で悪いように見られているがオレらの中では世界一の親父と思っています。親父は、親父に変わりないんで...」
どこがバカげた質問かは、読者にはおわかりだろう。
小倉は「興毅は立派だったですよ。筋を通しているし、このくらいでどうですか。痛みつけることはないと思うんですが」と興毅の会見を評価した。
ニューズウィーク日本版編集長の竹田圭吾も「公開裁判みたいになってしまって・・・」。芸能リポーターの前田忠明は「久しぶりにスポーツマン興毅を見ましたね」。
今度は、『どくだね!』のマスコミ批判か?