「次の5都市、何を連想しますか? 東京、フランクフルト、パリ、ジュネーブ、そしてデトロイトと言えばお判りでしょう。モーターショーの開催地です」。今朝のオープニングトークで小倉キャスターが、昨日(10月24日)報道陣に公開された「第40回東京モーターショー」を取り上げた。
今回は、ハイブリッドや電気自動車など環境技術を競う一方、若者のクルマ離れを引き戻そうと、スポーツカーをこぞって出品しているのが特徴。日産が300キロのスピードでも車内で話ができるGT‐Rを5年ぶりに登場させた。トヨタも、高級車・レクサスのスポーツカーを出品し、力を入れているとか。
小倉によると、前回の入場者は151万人。この5都市中で一番入場者が多いのが東京モーターショーだという。ただ、小倉は「ちょっと気になります」と前置きし、「『もう日本じゃない。上海だよ』というわけで、今回は、アメリカのビックスリーの責任者が来ないのです」と、懸念を示した。
歯止めのかからない少子高齢化、所得減少に伴う若者のクルマ離れ、そしてガソリン価格の高騰と、モータリゼーションの行方に暗雲が垂れ込めている。対する“人口大国・中国”のモータリゼーションは始まったばかりだ。
この暗雲、当分おさまる気配はないが、それならバリエーションでという手もある。今回は「一人乗り用」も出品されているというが、女優の眞鍋かをりは「一人乗り用は楽しいですよ。“原付き”感覚で買えればいいなと思います」。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト