「謎のイケメンたちを発見」??——若者の車離れが進んで、販売台数が落ち込んでいるなか、10月26日から第40回の東京モーターショーが開幕する。昨日(24日)行われたマスコミ公開を中山美香がレポートした。
今回の出展は12か国、241社から520台。未来型のコンセプトを訴えるものは、これまでの「環境」「省エネ」から、「夢と実用性」「女性へのアピール」へ潮流が変化した。また、久々にスポーツカーもぞろりと顔を揃えた。
コンセプトカーでは、ボディーが360度、車輪が90度回転する日産の「PIVO2」などが注目。「PIVO2」は、顔型のロボットがナビを務める。運転者の表情を読んで「顔恐いです。スマイル!」とか、「眠いんじゃない? 500メートル先にコーヒーショップがあるよ」なんていうのだ。
また、トヨタの「RiN」は“女性用”。室内には加湿の空気が流れ、ハンドルを握ると心拍数から精神状態を読みとってくれるのだとか。トヨタはまた、1人乗りの「i-REAL」も出していて、これも注目だった。
中山美香は会場で、イケメンの姿を発見。アウディとBMWが、女性コンパニオンではなく、男性のモデルを置いていた。「何をしてるんですか?」「ポージングです」「???」。「ブランドのイメージをスタイリッシュに表現‥‥」というのだが?
乗用車の販売台数は、2005年が334万台。1989年の429万台からはなんと100万台も減少している。若者の車離れが大きいといわれるが、日産、トヨタ、ホンダ、三菱など各社は一斉にスポーツカーをだしてきた。なかで、日産が往年の名車「GT-R」を復活させたのが話題だ。ゴーン社長自ら運転して、舞台に登場した。
なぜいまスポーツカーなのか。「運転する楽しさ、喜びを」(トヨタ)という。このところ「運転はより楽に安全に」という流れ。スポーティードライブは、危険運転の範疇にされているのかもしれない。
加藤が「イケメンいいですね。コンセプトカーも、どれもかっこいい」
テリー伊藤も好きな方らしい。「スポーツカーは国力を試されるものだから。とくにGT−Rはこれまでは国内専用だったのが、世界にうって出る。丸いテールランプ、お父さん泣きますよね。見に行きたい」と興奮気味。
冨田リカは「今の若い人は現実的。昔は、彼氏がどんな車かどんな曲をかけてくれるかで‥‥」とプレイガールの言。
テリーは「車楽しいですからね。もっとお金かけてほしいよね」
さて、どこまで若者に響くか――