悪質な美容クリニックの被害が後を絶たない。美しくなりたい、若さを保ちたい、という女性の願いは自然だが、それにつけこむ金目当てのエステ商法も隆盛だ。
その結果――街頭でのアンケートに、「肌の老化が心配」と書いたら、近くのサロンでの無料チェックに誘われる。そして「老化が進んでいる」といわれて、フェイシャルエステ3か月無料から、結局30万円の化粧品つき契約へ。
無料相談で帰ろうとしたら、体質チェックで「血液ドロドロ」「このままでは子どもができない身体になる」「放っておくと30歳で死ぬ」といわれ、100万円の契約。
月1万円なら払える‥‥といった18歳の大学生。「特別に分割にしてあげる。内緒だよ」と、60万円の契約。ただ、生年月日を成人とさせられた。クレジット会社の審査を通りやすくする手法だ。
専門家によると、法律上、エステ契約は確実に効果が保証されるものではないので、特定商取引法の規制を受ける。むろん契約の取り消しや中途解約ができる。対象は、月5万円、1か月以上の契約。勧誘の手口は次のようなものだ(かっこ内が違法にあたる)。
・「無料のお肌チェック」と誘い、高額な契約をすすめる(勧誘の目的を告げているかどうか)
・施術が無料でも、商品が有料(抱き合わせ販売)
・「子どもができない」「死ぬ」などの不安をあおる診断(医療機関ではないので違法)
ひっかかったらどうするか。専門家は
◇契約の内容、金額の詳細を確認する
◇契約書は治療が終わッた後も保管する
◇トラブルが起きたときは、医師の診断書をとって専門家に相談する
結局、時間との勝負だという。
今日は加藤浩次がお休みで、藤井貴彦アナが代役。「いやー、顔のことですからね」と葉山エレーヌを振り向いた。
エレーヌは「よく勧誘を見ますけど、ついていく人もいますね」「葉山さんはどうするんですか?」「わたしは、日本語ができないふりをして‥‥」(笑)
おおたわ史絵が「いやらしいね。わたしは声をかけられない。こわそうに見えるらしい」
テリー伊藤は「100円ショップみたいにモノは安いもの求めるけど、身体には求めない。金をかけたいと」
おおたわも「女性のきれいに対する欲求はうなぎのぼりで、青天井なんですね。美容クリニックも10倍20倍という単位でふえている」
「高額な契約は当たり前なんですか?」(藤井)
「ローン会社と契約してるんですよ」(おおたわ)
テリーは「栄養ドリンクでも高いものが効くと、そういうのあるかもね」
おおたわは「医療行為はリスクがあると知ることが重要。100%よくなるわけではないと」
藤井は「怪しいなと思ったら、その日はやめておくことも必要ですね」
そうそう、それが一番。