ねっとり口調。笑った顔は見せるもんか・・・こんな印象がある石破茂防衛相が生出演。
ゴルフ接待疑惑の守屋前防衛事務次官と、補給支援特措法。やっかいな問題を抱えている。守屋前次官の証人喚問は国会が決めることだが、こちらは1民間テレビ局のゲスト出演。
説得調のひとりトークだった。いっぱいしゃべって「これから閣議なので」とそそくさとスタジオを出た。みのもんたでさえ会話に介入させない石破節。
守屋前次官の自衛隊の倫理規定違反について「最初は否定して、あとでやってました、などは報道で知りましたが、いまは真実を知りたいので聞き取り調査をしています」(石破)
「ウソをついていたと本人が認めました」(みの)
「そういわれればそうなります」(石破)ややこしい言語表現のやりとりは石破ペース。
「組織に迷惑をかけたといってますけど、特定の業者とやっちゃいけないことをした。これは国家、国民に迷惑をかけたと同じことでしょう。防衛庁時代に一緒に働いていたので信じていた部分はある」
守屋前次官の在任期間は異例の4年以上だった。
「権力の座に長くいちゃ、どんな立派な人でも判断する過ちをするということですね。証人喚問ですべてを述べられるでしょう」
"給油活動継続"のための新法案の必要性について持論を展開した。
「これは日本の国益、世界の信用であって、日本はホントにお金だけ出していいんですかと私は説明し続けている。しかし、いま問われているのは防衛省がそれに責任を持って担うにふさわしい組織なのかということなんです」
「私は国益として実現させてください、責任を取らせてくださいといっている。だからといって、防衛省がこのままでいいなんてまったく考えておりません」
「制服組のバレなきゃいいやの体質や、事なかれ主義を正していきたい」
不祥事の釈明と新法案のPR作戦であるのは承知の上だが、発言はズバッ!とは程遠いものだった。