提唱者が逃げ出したため、すっかり忘れ去られ、廃墟となった「美しい国づくり(会議)」。しかし、会議2回開催でかかった費用は4900万円。主な実績はアンケートの収集。
「途中でポシャったので、余計にムダな感じがする。政権が続いていれば、一定の成果が出て、納得する人もいただろうが」と鳥越俊太郎が言うと、石丸幸人弁護士はさらに手厳しい。
政府答弁書が「我が国の良さ、素晴らしさを国民が再認識する機会をつくった。意義は高い」などと自画自賛しているのに対して、「再認識した記憶もないし、そんなのしなくていいから、4900万の税金を返してほしいですね」
まるで高額の詐欺被害にあったようなこの事態。いったい誰に賠償してもらえばよいのか。鳥越によると、こうである。「安倍さんに請求したら(笑)」
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト