「わけが分からない」奇怪な宗教団体の集団リンチ殺人事件

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   女性ばかり21人が丑三つどきの密室で、何を理由にどんな暴行が・・・。「宗教は麻薬なり」といったのは確かマルクスだったが、「宗教は魔物なり」と言いたくなるような奇怪な傷害致死事件を取り上げた。

集団で暴行をしようという理由が見えてこない

   長野県警は10月15日午後、長野県小諸市内ですし店を経営していた奥野元子さん(63)が暴行され死亡した事件で、宗教法人「紀元会」の創始者の娘という窪田康子(49)ら信者21人を傷害致死容疑で逮捕した。

   調べでは、9月24日午後11時ごろから翌25日零時半ごろまでの間、集団で奥野さんの全身を殴ったりけったりして暴行。奥野さんは同日未明に亡くなった。

   奇怪なのは、直接暴行に関与したとされ逮捕された21人が、15歳から80歳までの地元の女性ばかりだったこと。この中には女子中学生ら未成年4人が含まれていた。

   しかも当初、県警は、「日頃からいさかいがあって、自分たちが叩いた」との証言で、奥野さん宅に同居していた夫と長女、次女夫婦の4人を傷害容疑で逮捕した。ところが、虚偽の供述と判明し、調べたところ、教団信者による集団暴行とわかった。

   暴行に関与したとされる21人の女性も奇怪なら、犯人の身代わりを買って出た一家の挙動もおかしい。佐々木恭子アナは「集団で暴行をしようという理由が見えてこないし、わけがわからないですね」。

   謎を解くカギはなのかどうかは不明だが、同教団が販売している「飲めば病気が治る」という「紀元水」に苦情が出ていた。飲んでも病気は治らず、化けの皮が剥がれてきたため、最近は信者離れが始まっていたという。奥野さんはこの“聖域”に踏み込んだために暴行を受けたのだろうか? 奇々怪々だ。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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