東京・有楽町にオープンした映画館「シネカノン有楽町2丁目」で2007年10月13日、こけら落とし作品「サウスバウンド」が上映され、森田芳光監督と俳優の松山ケンイチ、女優の北川景子の舞台挨拶が行われた。
「この映画を見て楽観的になってほしい」と話した北川景子と松山ケンイチ(右)、森田芳光監督
「サウスバウンド」は、豊川悦司演じる破天荒な父親の一言で沖縄の西表島に移住することになった家族の関係を描いた作品だ。北川景子はしっかり者の長女、松山ケンイチは家族に世話を焼いてくれる西表島の警察官を演じた。
今回の役は「ほとんどすっぴんに近かった」という北川は、「今まではパッチリメークのものが多かったが、“素”を出してやってみたいと思っていたのでうれしかった。映画の中では、眉毛を太くしています」とメイクの裏話を披露。同じ事務所の沢尻エリカの舞台挨拶を“教訓”にしたのか、終始にこやかな笑顔をふりまいていた。
沖縄の方言で警察官を演じた松山は「僕も青森出身でなまっているし、方言があったほうが役に入りやすい。方言指導の方とコミュニケーションをとりながら身につけました」と“方言の魅力”を語った。
森田監督は「若きエースの二人をこれからもどんどん使っていく」と宣言。映画についても「観ないとわからないので、ぜひ観てください」とアピールしていた。