20歳の男が、ブログで知り合った小6の女児(12)を8日間も自宅に住まわせ、未成年誘拐の容疑で10月13日逮捕された。しかし、保護された女児は「帰りたくない」と訴えた。キャスターの小倉智昭はぶ然として、「よくわかりませんネ~。居心地が良かったということですか」。
今朝の『とくダネ!』は、小学生にまで普及し始めているブログの功罪を取り上げた。
逮捕されたのは坂本優介容疑者で、長崎県諌早市の女児が開設したブログを通じて知り合った。「うちの部屋が空いている」と誘い、10月6日から13日までの8日間、大阪市内のマンションに住まわせていた。
まず解せないのは、「小学生の女の子と親しくなりたかった」と供述している男の言動。タレントのピーコは「(男は)20歳の感性を持っていない。大人じゃない」と切り捨てた。が、もっと解せないのは女児だ。祖母に「ごめんなさい」と謝ったようだが、保護された当初、「お兄ちゃんは悪くない」と、坂本をかばったともいう。
事件を報告した大村正樹リポーターによると、内閣府の調査(07年)では、ホームページ、ブログを開設している小学生は全国で2.7%(約10万人)で、「1学級に1人の割合でマイ・ホームページを持っていることになります」とか。
ゲストコメンテーターで、ネット株取引のマネックス証券社長、松本大は「“野原”だった広場にいろんな人が入り込み、そこに20歳の男がいたということ・・・」と語り、子供にとってネットの遊び場が「危険な広場」に変身することを教える必要があると指摘する。
小倉は「ネットの犯罪が多いネ。便利ということで“功”の方が多いのでしょうが・・・」と嘆いた。ただ、この女児にとってはネットが単に「遊び場」だったのか、「大人への窓口」だったのか、家庭環境などツッコミ不足もあって分からない。
一般論として家庭も学校も、もっとパソコン教育を徹底する必要があるのは確かだ。