みのもんた、新聞をヨイショ「いくらしゃべっても活字には勝てない」

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   朝ズバッ!は朝5時30分スタート。朝刊を読むヒマもない出勤前のあわただしい時間帯に、この日のニュースを何度も何度も繰り返して報道する。朝のモーニング・ショーというより、いまやテレビの顔となった「みのもんたが“思いつきでしゃべる”わかりやすいニュース番組」といっていい。

新聞の改革は毎日新聞から、ですね

   日焼け顔が不自然に見えるその本人がイッキにまくしたてた。

   「ぼくなんかはしゃべってもしゃべって尽くしても活字には勝てない。勝てっこない。活字と違って何も残らないもの」

   「こう見えても本を読むときはメガネをかけるし、放送では(文字を読むときは)ガマンしているんです。ぼくらの年代は助かります。朗報です」

   みのもんた。1944年(昭和19年)8月22日生まれ。63歳。視力ダウンは当然といえる年代である。

   テーマはTBSと多少のご縁がある毎日新聞の<文字が大きく太くなります>のお知らせ。

   ・・・12月から記事で使う文字を一回り大きく太くします。現在の文字より面積で14%大きくなり、日本の一般紙では最大になります。

   1行の文字数は1982年まで15文字だった。だから活字は小さく細く、いまから見ると辞書のような文字だった。

   それが1行=12文字になり、現在の11文字になった。高齢化社会が本格化するとあって、こんどは1行=10文字にするという。社内ではジャンボの頭文字から“J文字”と呼んでいるそうだ。

   てなわけで、みのが自分の視力低下を語りながら毎日新聞をヨイショしたわけだ。

   「こういう活字離れの時代でもあるし、読者に馴れてもらうために試行錯誤していきます」とゲストの与良正男・毎日新聞論説委員。

   ロック愛好家というこの人は、ヒゲダンスをする加藤茶をイメージさせる雰囲気。

   みのが「新聞の改革は毎日新聞から、ですね」と念入りのヨイショをすると、顔をポリポリ、思いきり照れた。

   文字がでかくなる=読みやすくなる。しかし、記事量が減る。これも問題だ。さぁどうする。その分、広告ページを増やすのは読者層の高齢化や若者の活字離れは関係ないぞ。

文   初代不良家| 似顔絵 池田マコト
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