「自殺サイト」経由で嘱託殺人「こういうサイトはブッタ切っちゃえば」

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   「死にたい方、お手伝いします」。ネット上の自殺サイトに応募してきた自殺志願者の女性を殺害したとして、電気工が「嘱託殺人」の疑いで逮捕された。嘱託殺人とは聞きなれない犯罪だが、「私を殺してください」と依頼してきた本人をその依頼どおり殺してしまうことだ。

こうした「出会い」さえなければ・・・

   今回は、自殺サイトを経由して「嘱託殺人」が実行された。自殺を誘引するこうした有害サイトはネット上に数百存在すると言われているが、削除できないものか、番組が取り上げた。

   逮捕されたのは斉藤一成容疑者(33)。「合法、違法を問わずどんな仕事もします」と昨年6月、自殺サイトを開設した。今年4月5日、アクセスしてきたのが自殺志願の派遣社員、西沢さやかさん(21)。

   何度かメールでやり取りの後、斉藤容疑者は同12日午後7時に西沢さんの住むマンションを訪れ初対面。深夜に睡眠導入剤を飲ませ、西沢さんの顔にポリ袋をかぶせて窒息させて、殺した疑い。斉藤容疑者は20万円の報酬を受け取っていた。

   佐々木恭子アナは「こうした“出会い”さえなければ、自殺願望があっても誘発されずにすんでいたと思う」と訴えた。小倉智昭キャスターも「こういうサイトはブッタ切っちゃえばいいと思うのですがね~」。

   ノンフィクション作家の岩上安身が「技術的に削除できないこともあるんです。事件が起きたら、事後的に証拠を差し押さえできるようにする必要がある。今は義務がないのですが、通信記録を保存するよう法的に義務付けるべきです」と。

   「表現の自由」という問題と絡むので、政府がインターネットの法規制を簡単にやってもらっても困る。しかし、こうした人の死を安易に扱う有害サイトの対策は、はやいところ講じるべきだろう。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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