テリー提言「食パンを値上げするより、枚数を減らすべきだ」

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   12月から食パンを値上げすると、山崎製パンが発表した。平均で8%だが、食パンのダブルソフトは1斤20円の値上げで、これは24年ぶりだという。

食パン8枚、1人じゃ食べきれない

   理由は原料の小麦粉の値上がり。こちらはすでに10月から値上がりしているから、「やむを得ない」「でないとつぶれちゃう」と業界団体はいう。それはわかる。

   経済ジャーナリストの荻原博子がビデオで登場して解説。

   「このままだと1割くらいあがっちゃう。標準家庭で月の食費が4-5000円アップする。給料は9年前とくらべて年収で30万円下がっているのだから、家計にはメガトン級の爆弾。お子さんのおやつも2日で1袋になるとか、外食の回数も減る」と。

   そして、値上げで家庭内がおかしくなっていくドラマ仕立ての映像を流したあとで、「家庭内のコミュニケーションもぎくしゃくするかもしれない。家計の崩壊は家族の崩壊」と荻原が結論した。

   加藤浩次が「ちょっと飛躍した感じもあるけど~」と首を傾げた。

   しかし、値上げの波はたしかにすごい。この5月以降でも、ジュース、マヨネーズ、コーヒー豆、チョコレート、ハム・ソーセージ類‥‥。今月からサラダ油、冷凍食品、シーチキン。コピー用紙など。来月以降がスパゲティー、カップヌードル、そしてついに食パン。さらに、食品以外でもタクシー、電気、ガス、ガソリン‥‥。

   加藤が「企業も大変なんでしょうね。小麦があがってれば」

   ロバート・キャンベルは「見ていると、洋食系のものが多い。バイオエタノールを作るために、トウモロコシ、サトウキビをつかっている影響が出てきている。大豆の作付けが圧迫されると、和食にもじわじわと影響が及ぶ」という。

   テリー伊藤はまた、ユニークだ。「食パンはパックに8枚入っているけど、1人じゃ食べきれない。2枚残ったら冷凍にするが、おいしくない。捨てちゃったりもある。ずるいですよ、悪いけど。値上げするんなら、2枚入り、3枚入り‥‥を作るべき」。さらに「ピーナッツパン大好きだけど、2個入ってる。1個しか食べないよね。2個食べたら肥っちゃう」といったので、またまた大笑いだ。

   加藤が「値上げしないことで品質が下がって、ミートホープみたいなことになるのも嫌だけど、しっかり工夫してもらいたい」と締めくくった。

   それにしても、食パンが24年も同じ値段だったとは。その方が不思議では?

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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