武蔵川部屋で部屋付きの親方から暴行を受けたAさんが、スパモニでテレビ初激白――。傷の写真も公開した。しかし、番組アンカー・コメンテイターの鳥越俊太郎はAさんに厳しい目を向ける。
「時津風部屋では、親方の人柄、性格に問題があり、死亡事件が起きてしまったが、これは性質が違う。逆に、(Aさんが)陰湿ないじめをしていて、部屋を維持するために親方が制裁を加えた。教育的指導だ」
「だいたいね、こういうことを告発するなら、テレビの前でちゃんと顔を出してモノを言えよ!」
興奮気味に机を叩くと、「それが一番言いたい」。たしかにAさんは顔を出していなかったし、「実名・顔公開主義」は鳥越の持論ではある。が、視聴者的には、無理矢理、持論に持っていった感がないでもない。
最近の鳥越は、自分目線で事件のあらましを長々語ったあと、持論に飛躍するコメントが多い。「それが言いたかった!」なら、そこまでの話は一体何だったのかということになりかねないかも!?
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト