映画「クローズド・ノート」の舞台挨拶で見せた"女王様ぶり"が批判された沢尻エリカ。号泣して謝罪とか、釜山映画祭を欠席とか、いろいろ伝えられるが、「エリカ現象」はたしかに拡大しているらしい。
不機嫌会見で発した「別に‥‥」が流行語というかパロディーになって、芸能人が会見で連発したり、「あそこまで徹底してヒールだと気持ちがいい」(川島なお美)なんて声もある。ネットの検索ワードランキングでも、エリカがトップになった。映画は興行収入15億円突破の勢い、主題歌もオリコントップとか。
「どこまでわがままがいえるのかが、これがスターとしての条件」というのは、擁護派のテリー伊藤。女優司葉子を母にもつ相澤英孝(一橋大教授)も「話が通じると思う方が間違ってる」と笑う。
番組はそこで歴代の女王様を、芸能記者らの証言をもとに列挙。
桃井かおり、若尾文子、中森明菜、葉月里緒奈、加賀まりこ‥‥曰く、食事の席で、役者の一人が「払いは俺がもつ」といったら、「あんたにごちそうになりたくない」と席を立った。インタビューで質問が気に入らないと、席を立った。深夜に冷や奴を食べたいといった(まだコンビニのない時代)などなど。
ある芸能記者は、浜崎あゆみがダントツだと。いつも20人くらいのチームを従えて、大名行列で時間ぎりぎりに現場に入り、ごちゃごちゃにして去っていく。メイクも、ファンデーション、アイライン、マスカラと別々。ペット用のマネージャーまでいるとか。
「こういう人たちはオンとオフのスイッチを的確にもっていて、(沢尻でも)演技はすごいが、終わるとオフになって女王様。嫌ってる人も敵も多い」のだそうな。
加藤浩次が「わからない情報もありましたけどねー」
テリーは「むちゃくちゃ、もっといっぱいやってほしい」と相変わらずだ。
相澤は「普通の人と違った感性をもった人たちなんだから、違って当たり前。ちまちままとまった女優じゃ面白くない。(お母様は?に)ときどき話が通じないことがあります(笑い)」
加藤に「女王様タイプ?」と聞かれた冨田リカは「高校で休み時間に教壇で髪をといていて言われたことがある。でも大人になるとだんだんわかってくる」と。
テリーは「これだけ批判されると、キャラが頭にあって映画に入れないかもしれないけど、これだけの映画撮ってるんならいいかな、と思わせるものをもってる」となおお奨め一方だ。
ちなみに、昨日の番組で流れた街の声は、若い人が謝罪文に「うそくさい」「ちゃんと謝らないと」というのに対して、中年のおじさんは「謝るくらいならやるな。ずっとこれでいけ」
「突っ張ればよかったんだ」と対照的だった。