「不機嫌発言」で大騒動を巻き起こしている女王様・沢尻エリカ。問題は、なぜ彼女があんな態度をとったか。『とくダネ!』では、長谷川豊レポーターが4つの理由をあげた。それによると、
(1) これまで100本の取材を受け、ほとんどが同じ質問
(2) スポーツ紙による熱愛報道が神経に触った
(3) 本人の性格
(4) 「女王様」を演出したかった。
サービス精神満点の"在宅パパラッチ"デーブ・スペクターは「みんな入っているんじゃない。彼女には、自分探しにモンゴルに行ってほしい」と朝青龍にひっかけた。
それに対して、「ボクは真相を知っています」と小倉智昭。「舞台あいさつの直前に笠井くんから受けたインタビューです。キミが怒らしたに決まっている」と笑いながら爆弾(?)発言。
というわけで、笠井信輔アナが問題の舞台挨拶の前日に行った沢尻エリカとの独占インタビューが流された。以下そのダイジェストを。
笠井 「エリカちゃんはここ何年かで、ものすごい変貌を遂げたと思うのね。自分ではどう?」
沢尻 「自分の中ではあまり変わっていない。今でも女優とは思っていないんですよ。別に3年後、女優を続けているかどうかもわからないし・・・」
笠井 「素顔の沢尻エリカというものは誰にも見せてない?」
沢尻 「別にそれはメディアでは見せることではないし・・・」
このあと100通りのキャラクターを見事に演じて評判になったCMの一部を放映し、笠井が絶賛。
沢尻 「2、30ぐらいはパッとできるわけですよ。でも絶対、壁にぶちあたって・・・そこを越えていく、自分のスキルを越えていくという作業だったんですよ。撮影が中盤に近づいてきて自分の表現の限界を感じたときに一度は諦めました、この企画はもう無理だって。でもやっぱりここまで来たからには、最初撮っていた経験も生かしてリベンジしたい。カメラの前で表現する人間として、スタッフのみなさんが本当にがんばってくれていたので、私ももっとがんばろうと思いました」
笠井 「結構厳しい記事とか書かれて、なかなか大変なものも出てくるじゃない。そういうことに関しては、自分の中でどう処理してる?」
沢尻 「別にそれは全然気にしてない。まあ、面白おかしく書かれるぶんにはいいんじゃないですか? 悪いこと書かれてもそれはいいんですよ。たぶん私に何パーセントでも非があるから、そう書かれるんだと思うし・・・」
笠井 「本当は裏ではちょっとウジウジしたり、寂しんぼうだったりするエリカちゃんもいるんでしょ?」
沢尻 「まあ、人としてね・・・人間的な部分も、もちろんありますよ」
このあと、笠井がフリップを用意して「人生で失いたくないものが分かる」心理テストをした。テストの結果、沢尻が選んだもっとも失いたくないものは「自由」だった。
「自分でも思いあたるフシがあります?」という笠井の質問に、沢尻が答える。「自由というか、これをやってみたいとか、こういうことをしたら楽しいんじゃないかという自分の気持ち。偽って出ている人間になりたくないんですよ」
確かに一風変ってはいるが個性派女優には違いない。インタビューのVTRを見た小倉は「いいインタビューだったじゃないですか」と、先の変なパフォーマンスはどこへやら。最後に笠井が「自分を偽りたくないという気持ちがあの日はあったのかもしれません」。