7年ぶりの南北首脳会談に向けて、韓国の盧武鉉大統領が北朝鮮へ。健康不安がささやかれる金正日総書記が出迎えた。番組では、その貴重な映像をもとに、各種の専門家が独裁者の健康を「徹底検証」する。
「左の手足の動きがちょっと鈍い。軽い脳梗塞の人によく見られる症状」と東京女子医科大学名誉教授が語ったかと思えば、アンカー・コメンテイターの鳥越俊太郎は「何よりも、金正日総書記の腹の出方が気になる。異常ですよ。健康上、問題あるんじゃないですか」とコメント。
「腹」については、VTR中も触れられていたので重複トピとなる。もしかしたらVTRを見てなかったのだろうか。その後、こんな出来事があった。
「…続いては志布志事件のスクープです」。赤江珠緒アナがVTR前の説明をする。鹿児島県警が選挙民の収賄をでっち上げるため、「踏み字」などの悪質な取り調べを行った事件。鳥越的に見せ場である。
しかし、隣席の鳥越はうつろな表情。机上の資料に目を落とし、そのまま凍りついた。ハッとして!顔を上げるまでBadな約8秒間。まるで眠っているかのように。居眠りだとしたら、司会者のみのもんたも得意技としているが、さすがにツーショットで画面に映っている最中にずっと下を向いている、というのは相当な大技だ。
視聴者的に、こちらの健康不安も気になるところではあった。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト