みのもんた激高「沖縄の強制自決は否定できない事実だ!」

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   高校日本史の教科書で「日本軍が住民の集団自決を強制した」との記述が教科書検定で削除された問題。沖縄県では10月29日に約11万人集会。仲井真弘多知事を先頭に強く抗議した。

赤ん坊を殺しなさいと言われた母親がたくさんいる

   こうした11万人の声が政府の耳にとどいた。町村信孝官房長官、渡海紀三朗文部科学相が「検討したい」と発言。教科書会社も復活に前向きに・・・

   朝ズバッ!ではみのもんたが“みの語”ではなくマジメに持論をしゃべり続けた。

   ――教科書にどう書いてあるのか、政府が介入しているかどうかじゃなくて、はっきりいって赤ん坊の泣き声がジャマなんだよ、殺しなさいといわれた母親がたくさんいるんだよ。これは事実です。この事実を否定するのは無理でしょう。

   教科書を書いた人はみんな現地に行って、70代、80代、90代の人に話を聞きなさい。

   ――軍人は「戦争が始まる。おれたちは南部で戦うから、キミたち島民は安全な北部へ逃げなさい」というべきでしょう。それがなんと、「島民よ、われわれと一緒に戦闘員になって戦おう」と・・・こんな事実をなんで否定するのか。

   みのもんたは毎年の8月15日は沖縄で過ごしているそうだ。その意味を今度いうそうだ。つまり、番組の司会者の立場ではなく、自分が見聞して確信している意見の展開だった。いつもの軽薄さとはまるでトーンが違った。

   元文部省の役人で京都造形大教授の寺脇研が応じる。

   「なんでこうなるかというと、教科書会社がその場その場で抽象的な考え方でやっているからです。こんな学説や強い論調が出てきたから、裁判が出てきたからこうしようと。これは政治の問題ではない。事実は事実。おかしいよ」

   沖縄11万人集会の抗議の叫びに、本土のマスメディアは確かに反応したといえる。歴史が時の政権でコロコロ変わるなんて、民主国家とはいえない。

   「文科相がこういう姿勢に転じているのは、福田さん効果だと思います。安倍さんとは歴史認識が違いますからね」(与良正男・毎日新聞論説委員)

   事実をよく知るみのの思い込みがスタジオを支配した感があった。

   「集団自決を強制していない」とする人たちはぜひぜひ沖縄に出かけて調査してほしい。国民が納得できる裏付け、論証を公表してほしいものだ。

文   初代不良家| 似顔絵 池田マコト
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