おすぎに酷評された「めがね」、好調な滑り出し

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   独特のゆったり感が評判になった映画「かもめ食堂」のキャストとスタッフが再び集結した癒し系の映画「めがね」が2007年9月22日公開された。東京・新宿のテアトルタイムズスクエアでは、荻上直子監督や小林聡美、市川実日子、もたいまさこらの舞台挨拶が行われた。

楽しかったことは「やぎと散歩(笑)」と答えるもたいまさこ
楽しかったことは「やぎと散歩(笑)」と答えるもたいまさこ(右)と小林聡美(左)、加瀬亮

   「めがね」は、「ケータイの繋がらないところに行きたかった」という主人公タエコ(小林聡美)が南の海辺の町を訪れ、風変わりな人たちと交流する何日間を描いた「スローライフ」ムービー。スクリーンに登場する南の島の海は美しく、波の音が耳に心地よい。

   興行通信社の映画興行成績ランキング(2007年9月22日~2007年9月23日)では初登場7位にランクイン。テアトルタイムズスクエアの初日入場者数も1444人と新記録を達成した。映画評論家のおすぎには「私には全然理解できない映画」と酷評された「めがね」だが、好調な滑り出しとなった。

   舞台挨拶では、主演の小林が「楽しんで作った映画です。ぜひ、家族にも勧めてください」とプッシュ。「撮影も含めて何をしている時が楽しかったか?」という質問に対しては、もたいまさこが「やぎと散歩(笑)」と答えて爆笑を誘った。映画には「メルシー体操」というゆる~いムードの踊りが登場するが、もたいは1ヶ月ものあいだ、毎日7時間、女優生命をかけて練習したという。しかし小林や市川らは30分くらいで覚えてしまったらしく、悔しがっていた。

   挨拶のあいだ笑いが絶えず、映画の延長線のままの仲の良さが感じられた。荻上直子監督も「ゆる~い空気をそのまま撮りたかったので、キャストもゆる~い感じでよかった。何度も見てください」と話していた。

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