神奈川・丹沢山系で「ヤマビル被害」急増中! 対策は?

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   ゾロゾロ、ぞろぞろ、何処からともなく出るわ、出るわ。体のいたる所に吸着し、いつの間にか血を吸い取るあたりは、国民の年金を"吸い"取っていた年金横領犯に似ているが、こちらは「ヤマビル」。全国で異常繁殖し、被害届があっただけでも30府県に及んでいる。

体を張った取材でした

   今朝の『スパモニ』は、リポーターの加藤泰平が、被害急増中という神奈川県丹沢山系のふもと清川村を訪れ、実地見分を行った。

   ヒルは口と体の後端に吸盤があり、口の吸盤にある3本のツメを使って血を吸う。その際に、麻酔作用のある液体を出し、本人が気付かないうちに血を吸い取ってしまう巧妙な手口。湿気を好み、梅雨と秋の台風シーズンが繁殖期だ。今年はとくに長雨だったので異常繁殖したのだろう。

   さて、加藤リポーター。丹沢の山道を登り始めてわずか数分後、「ヒャー血を吸われた。許せねー」。探すと靴の中、腹、腿までヤマビルが吸着中。しかも、ちょっとやそっとでヒルを剥がすのはムリ。

   清川村では駆除剤で対策に乗り出したが、何万匹いるか分からない状態で、完全駆除は至難の業。シカやイノシシ、それにハイカーが山里に降りる際にヒルを落としていくため、ヒルが山里にも出没しているとか。

   そこで、ハイキングシーズンを前にヒルに襲われない対策。加藤によると、目の細かい長袖シャツに長ズボンで、シャツの裾はズボンの中、ズボンの裾も靴下の中に入れておくこと。ヒルはナメクジと同じなので、必ず塩を持参。もし吸着されたら塩をかければ死に至るとか。

   最後に、赤江珠緒キャスターが「体を張った取材でした。勉強になりました」と、加藤をねぎらった。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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