「私はこの新聞を読んでぎょっとしましたね」(笠井信輔アナ)
「私も書類送検されるかも知れないと思いました」(小倉智昭)
この日のとくダネ!のスタートの会話だ。ちょっぴりものものしさを演出した。
ケータイに充電するため、コンビニ店のコンセントを無断で使い、1円相当の電気を盗んだとして、パトロール中の大阪・松原署員が中学校の男子生徒ら2人に事情を聞き、結果として窃盗容疑で書類送検した。
「電池が切れたので、軽い気持ちでやった」――男子生徒たちは午前1時ごろ、同市のコンビニ店の外壁にある看板点灯用のコンセントに携帯電話の充電器を差し込み、約15分間充電。約1.5ワットの電気(1円相当)を盗んだ疑い。
同署は「額の大小ではなく、無断で使用したことが犯罪」としている。
ケータイやノートパソコンなどを常に利用している人には他人事ではない。これは事件!だ。
「私はフジテレビのコンセントから年中断わりもなくケータイに充電しておりますが」(小倉)
「それは職場ですから許されると思うのですが、私も大学の卒論を喫茶店で書いていたときにパソコンの電源が落ちそうになって、思わず近くにあったコンセントで充電しました。反省してます」(笠井)
身に覚えのある人は大多数と見ていいようだ。正しい充電をしないと"デンキ・ドロボー"になる!?
どうやらこの事件!には背景があるようだ。ただでさえ深夜だ。コンビニを中心にしてタムロしている少年たち。勝手に日常的に充電をしているので、コンビニ店では被害届を出していた。
「微罪だとはいえ将来のある少年になぜ?とは思いますが、態度が悪かったんだね。警察としては、お灸をすえるという判断だったんでしょう。親に連絡するやり方もあったかと・・・」(小倉)
同署は「電気も刑法の窃盗罪にあたる。これからも悪いことは悪いという姿勢で臨む」とか。ケータイ利用者はくれぐれも充電にご用心。