年老いた巨人ファン「死者の送り」でノスタルジー語る

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   読売巨人軍終身名誉監督の妻、長嶋亜希子さんが亡くなった。スッキリ!!はトップから約25分間、亜希子さんの生涯を振り返る。このごろ、日本テレビが巨人戦の報道に割く時間を考えれば、破格の扱いと言えるだろう。

ボクも球場で泣きましたよ

   巨人ファンのテリー伊藤も、天才にして自由奔放人の長嶋茂雄を陰で支えた女を哀悼した。

   「結婚のときはスゴかった。皇太子夫妻のご成婚と同じぐらい」「ミスターの生き方は奥さんがいないとできなかった!」

   そして、話は否が応でもミスターの方へ。「引退のときは日本中が泣いたといいますもんね」とコメンテイターのおおたわ史絵が偉大さを讃えれば、テリーは「ボクも球場に行って、金網にしがみついて泣きましたよ」

   引退時の有名な台詞に「我が巨人軍は永久に不滅です」というのがあった。今日の巨人と言えば、試合の視聴率が10%以下に低迷。優勝争いをしてるのに、地上波放送は早々に打ち切り。そのペナントも、昨日、一昨日と甲子園球場で競り負けたことで、視野から消えつつある。

   「明日」の要素は見いだせない。年老いたファンと関係者が、死者の送りでノスタルジーを語り、それ以外の人は忘れてしまったか、興味を失っている。残念なことだが、読売巨人軍はもう「昨日の神話」となったようだ。

文   ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト
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