兵庫県警が昨日(9月17日)、神戸市須磨区の私立滝川高校3年生(17)を、恐喝未遂容疑で逮捕した。7月に同校で飛び降り自殺した同級生(18)が残した遺書から、他の何人かと金を脅し取っていた疑いが出たのだという。
飛び降り自殺があったのは7月3日、生徒は5時限目の授業中に「トイレにいく」と席を立ったまま帰らなかった。発見された生徒のポケットからは、3通のメモがみつかり、そのなかで金を要求されていたことなどが書かれていた。
校長はきのうの会見で、「ご心配おかけしました」と頭を下げたが、「聞き取りをした段階では、そういったことは一切上がってきていませんでした。だから衝撃を受けています」と。しかも「メモは見ませんでした」という。生徒が自殺しているのにメモも見ないとは。校長のいう聞き取りとは何だったのか。
その後の警察の調べで、生徒の携帯に「おれに5万円、ほかの者には3万円。払えなかったらどうなるかわからんで」などというメールが送られていたことが判明し、「ウソ1回1万円」とかいう話もあったが、金の授受はなかったとみているという。
教頭は、「逮捕された生徒はいちばん親しかったので、出棺のさいも手をかしている。恐喝はあったのでしょうが、いじめがあったのかどうか」という。
みのもんたが「こういう事件があると、いつも学校はいじめというのをものすごく嫌がりますね」と水を向けた。
元文部省の寺脇研が受けて「いじめだと学校の責任になる。そうでないと、2人の間のことになる。しかし、ここは私立でしょう。密室のなかですから、気をつけないといけない」「これはいじめじゃない、犯罪ですよ。校長の責任は問われるべきだ」とズバリ。
みのが「九州の小学生だったか、うちでは絶対につらい顔を見せない子だったというのがあった。つらいよね」