3連休明けの『スパモニ』トップニュースは、ネタ探しに苦労した末なのか、またもや「小泉チルドレン」だった。
今回の話題は、「反抗期」を迎えたやんちゃな"末っ子"の杉村太蔵議員が「チルドレン一家」を出て行った話。
9月16日、自民党本部で行われたチルドレンらで作る「新しい風」(武部勤会長)の会合。出席した杉村が「2、3日会長を見てきましたが、もうついていけません。辞めさせていただきます」といって途中で出て行った。
親父の小泉元首相、女房役の武部元幹事長がともに「福田支持」を表明。チルドレンたちの大半が、雪崩を打って「福田支持」に流れたことに、杉村は怒りを抑えきれなかったようだ。
番組は、この"末っ子"の反抗ぶりを一通り紹介したあと、自民内部からの「小泉チルドレン批判」を取り上げた。
まず、赤江珠緒キャスターが、生出演した参院選初当選の丸山和也議員に「チルドレンに厳しい見方をしていますね」と水を向けた。これに丸山は「いつまでチルドレン、チルドレンと恥ずかしくないのかな、もう自立したら」。
ビデオで登場の石破茂元防衛庁長官は「国家国民ことより自分の選挙のことだけ」、平沢勝栄議員も「あまりに見苦しい」と厳しい。
スタジオには、小泉チルドレンの中のお兄さん的存在『ミスチル(ミスターチルドレン)中川』こと、中川泰宏議員がいた。まさに四面楚歌状態だったのだが、京都・八木町の町長を3期10年つとめたこの人、鈍感力なのか開き直りなのか、「大勢のチルドレンたちが当選した。この中にはいろいろな人がいる。一番国民の声を反映していると思う」と言う。
さらに「小泉さん、武部さんから生まれた子供だから、チルドレンでいいじゃないですか」とも言い、批判などはどこ吹く風。「杉村先生は偉いと思っている。ボクも福田さんに決めたわけではない」と付け加えた。
「"長男"よ、お前もか」といったところだが、もともとチルドレン一家は「姉妹たち」が強い。この調子では男の自立は困難?