ニホンでも人気のバービー人形やセサミストリートなどのキャラクター商品を扱っているマテル社。世界最大規模のアメリカのオモチャ・メーカーだ。
この会社が「すべての親に謝罪します」とのメッセージとともに中国製オモチャ2100万個を自主回収すると発表した。
「皆さんに失望させました。私たちも失望しています」(エッカート会長)
対象品はすべて中国の工場で作らせたもので、子どもが飲み込む危険性がある小さな磁石を使っていたり、有害な塗料を使っている・・・・。
そこで気になるのは、どのくらいが中国製なのか。
「国内で出回っているオモチャのなかで中国製は7割から8割と思います」(日本玩具協会専務理事・津田博)
安い、しかし問題点がある。ニホンでもマテル社などアメリカ社が扱った商品6000個の自主回収が始まっている。人気のある「きかんしゃトーマス 木製レールシリーズ」などが含まれている。
そこでとくダネ!では耳打ち情報。どうやって「安全な」中国製オモチャを見分けるか――
笠井信輔アナが説明する。「STマーク、つまりセーフティ・トイマークに注目して安全性を確かめることが出来ます」
商品の箱の下部に対象年齢やオモチャの説明書きがある。生産国名も記載されているのだが・・・。
「"Made in China"とあってもあわてないでください。シールになっているSTマークは日本玩具協会が検査しましたということなんです」
検査機関では、(1)物理的安全性=刺さってキズついたりしないか(2)燃焼的安全性=燃えたりヤケドしないか(3)科学的安全性=鉛などの有害性の3点をチェック・・・
「実験や検査をしてSTマークを貼られているのが、やはり7割から8割だそうです。確認してみてください」(笠井アナ)
「日米では安全の基準が違いますからね。そこらあたりが難しい」(小倉智昭)
「商品に生産国を表示していても部品は中国で、組み立てがニホンだとすればSTマークが貼られてもわからないですよね」(佐々木かをり)
北京五輪を1年後に控えた中国。モロモロの問題を抱えている。オモチャのSTマークばかりではなく、モロモロのSTマークが問われている。