安倍首相辞任の一因となったインド洋での自衛艦の給油問題。毎日新聞の世論調査が、給油賛成49%、反対42%という結果を出した。民主党はこれまで、「世論は給油継続に反対だ」としていたが、必ずしもそうは言い切れないようだ。もっとも、杉尾秀哉によれば「朝日の調査では逆です」。
みのもんたは「国際貢献というけれど、(湾岸戦争で)クウェートを支援したのに、お礼の宛先国のなかに日本は入ってなかった」と古い話をもちだした。で、それに関連して「テロ特措法って、正式な名称じゃないんですって?」と慶大教授の浅野史郎に聞いた。
浅野は途中2度ほどつっかえたものの、「平成13年9月11日のアメリカ合衆国において発生したテロリストによる攻撃等に対応して行われる国際連合憲章の目的達成のための諸外国の活動に対して我が国が実施する措置及び関連する国際連合決議等に基づく人道的措置に関する特別措置法、平成13年11月2日、法律第113号、なんですよ」と、言ってのけた。
「なが~い」とみのがあきれ顔。スタジオは拍手、拍手。
気をよくした浅野教授は、名前が長い理由について講義。「なぜ長いかというと、憲法の枠があってその中でしか活動できないということをいってる。だから、給油がどうかとか、国際貢献だという簡単なものじゃなくて、法律に基づいてやってることです」。
これに池上彰が「あくまで、911に対応するものということですね」と念を押した。
「覚えるの大変だったんですよ」にみな大笑い。
みのが「そうやって学生に教えているわけだ。顔がだんだん福沢諭吉に似てきた」と冷やかす。
この日の浅野は、メーンの自民総裁選でも冴えていた。
「苦労して悩んで、(総裁に)なる必要がある。選挙のありようがその後を決定づける。安倍さんがいい例で、ふわふわっとなっちゃった(からいけない)。(田中)角栄さんなんか、いい悪いはべつにして、刑事被告人になってもしがみついた」