「エンタメ解体新書」のコーナー。「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレ監督の新作「題名のない子守唄」とともに、三池崇史監督の最新作「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」を紹介した。
前者の評価は「佳作」だったが、後者の「スキヤキ~」について、おすぎが「全編不愉快」と酷評した。
西部劇と平家物語を融合させた異色痛快アクション・・・そしてセリフは全編英語。出演者は伊藤英明、佐藤浩市、安藤政信、桃井かおりら。エンディングテーマを北島三郎が歌うといった布陣の話題作。
壇ノ浦の合戦から数百年後。埋蔵金をめぐって義経率いる源氏ギャング(白軍)と清盛率いる平家ギャング(赤軍)がお宝争奪戦。そこへ、流れ着いたさすらいのガンマンが・・・。
ゲストのおすぎはニコリともしないでコキおろした。
「映画って誰がどんなものを作るかは自由だけど、このような仲間内で面白がって作ったハチャメチャを大々的に公開するのはどうかと思う。だったらタダで見て楽しめばいい。ポリシーもパロディの美学もないし、私は全編不愉快でした」
スタジオの評価も「困ったなぁ」という雰囲気。「バカバカしくて面白いなと思いましたけどね」という佐々木恭子アナは少数意見。「何も考えないでスーっと見ることだね」と前田忠明。
60~70年代に一世風靡したマカロニ・ウェスタンが、21世紀になって突然和製の「スキヤキ・ウエスタン」が登場。番組を見ていてこちらにも大いに抵抗感があった。
本日のゲストはコメントを用意するため?に事前に試写を見ていた。・・・困っていた。
「一生懸命見たんですけど、ゴメンナサイ。全然ダメでした」(佐々木かをり)
「最後は誰が生き残るのか・・そんなところです」(鈴木大地)
笠井信輔アナがレフェリーの立場になって「おすぎさんは、難しいことを言ってますよ」というと、「アンタはやさし過ぎるのよ」とピシャリ。とくダネ!の和製ウエスタンの評価は無残!だった。