「100円あったら何ができる?」世界は救えても日本は・・・

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   TBSで9月3日の夜に放送されたスペシャル番組「未来の子どもたちへ 地球の危機を救うお金の使い方」を見た。司会は三宅裕司と膳場貴子。緒形直人や宮崎あおいが海外に行って、環境破壊や貧困に直面する現場を伝えた。

   たとえば、緒形直人はアマゾンに行って、砂漠化している流域の現状や石油開発で生活が激変している先住民の暮らしぶりを見た。宮崎あおいは兄の将とバングラディッシュを訪ね、ストリートチルドレンに会って話を聞いたりした。

   この企画は、2月にTBSで放送した地球環境について考える特番「1秒の世界」と同じく、東大の山本良一教授の監修。この前は「1秒でどんな世界が見えるか」というアプローチだったけど、今度は「100円あったら何ができるか」。

   100円があれば、ポリオからミャンマーの子ども5人を救える。100円があれば、モンゴルの砂漠にポプラの苗木10本を植えられる。100円があれば・・・

   世界各地で起きているさまざまな問題も、わずかなお金で救うことができる。そういう趣旨の番組だった。スポンサーは三菱UFJフィナンシャルグループ。お金をふんだんに持っているメガバンクの社会貢献的な番組だ。

   「お金に換算したらどうなるか」という話が中心で、思ったほど感情移入できなかったのがちょっと残念だったけれど、しっかりとした作りの番組だった。

      救ってよ 借金王国 わが日本

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