「盗聴犯」捕まえてみれば「友達」だった

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   他人の私生活を盗み聞きする盗聴犯はどのくらいいるのか? 実態は不明だが、盗聴器の年間販売台数は40万個というから呆れる。『スパモニ』は、盗聴調査会社の犯人追跡に同行してカメラにおさめた。題して『盗聴犯直撃スクープ』。

盗聴器の正当な使い方ってあるの?

   盗聴調査会社の車が、住宅が密集しているある家の前で異様な電波をキャッチした。家人に事情を話し、家の中へ。風呂場脱衣所からさらに強い反応が。調べると洗面台と壁のわずかなすき間に電池式盗聴器が見つかった。

   この電池式盗聴器の電池はせいぜい持って10日間。持続させるには定期的に電池を取り換える必要がある。となると、犯人は普段からこの家に出入りする人間で、必ず取り替えにやってくる。

   そこで、家の主人Aさんと相談し、隠しカメラを設置して待機。2日後、早くも電池交換にきた犯人が一直線に脱衣所へ。盗聴器を取り出して何やらゴソゴソ。

   終わって帰るところをカメラが追う。翌日、犯人を呼び出し直撃した。なんと犯人は、Aさんの10年来の友人という男。家族ぐるみの付き合いで、合鍵まで渡していたという。

   最初はとぼけていた男も、隠し撮りされた映像を見せられて、「私が置きました」と観念した。目的は、Aさんの妻に「好意を寄せて好奇心から」とか。

   ショックだったのはAさんだ。友人だった犯人を前に「正直いって拳を使いたいくらい怒りを持っている。何とかコントロールしている。法的には軽い罪かもしれないが、人間的には最低だよね」。

   赤江珠緒キャスターは「今回は(Aさんは)二重のショックでしたね」。すると、鳥越俊太郎が「そもそも盗聴器の正当な使い方ってあるの?」。タレントの伊集院光が「秋葉原へ行って調べたが、セールスのうたい文句に"子供の非行防止に"ともっともらしく書いてあるんですよ」。

   このケースは合鍵まで渡していたので、住居不法侵入にも該当しないようだし、単に盗聴しただけでは法律で罰するのは困難のよう。法律が実態に追いついていないケースの一つようだ。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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