いまのミュージック・シーンの話題。スッキリ!!はアンサーソングやパロディソングを特集した。
アンサーソング=もとの歌にお返しする歌 パロディソング=その後の物語を歌った曲・・・両方とも似た感じだがその1例は――
6年前のヒット曲「Lifetime Respect」で三木道三が「♪一生、一緒にいてくれや・・」と歌った。
6年経ったこの夏、ディリー・オリコンでチャート1位になったのが6人グループ「RST」の「Lifetime Respect―女編―」で歌詞はというと「♪うれしい、私を選んでくれて・・・」
男性のプロポーズに女性が応じた作品となった。
昔なじんだヒット曲に、思いがけなくも6年後に出会った。こうした「愛のその後バージョン」がファンの共感を得たということだろう。このほかにもドリカムや平井堅らが続々と過去のヒット曲のアンサーソングを発表している。
この傾向はこれまでも散発的にあった。さだまさしの「関白宣言」「♪俺より先に寝てはいけない・・・」は15年後には「関白失脚」に至った。
「♪俺より先に寝てもいいから、夕飯くらい残しておいて・・・」
亭主関白は15年後にはすっかり骨抜きにされて、これが世のおとうさんたちの共感を呼んだ。パロディとして笑える歌に"変調"した。
ほかにも兄弟デュオ狩人の「あずさ2号」が「かいじ101号」になったり、「泳げたいやきくん」が「私のたいやきくん」(山本リンダ)になったり。
中森明菜の「少女A」が、いつの間にか「熟女B」になっちゃった。歌うのは五月みどり。
「♪左の乳房に貞操を、右の乳房に欲望を・・・あたし熟女B」これはパロディソングとして笑えます。
「あの少女が、あんな熟女になっちゃうんですか」と加藤浩次。
「凄い遊び心ですねぇ」と阿部哲子アナは大喜びだった。