参院選比例区で初当選した「さくらパパ」こと横峯良郎氏(民主)。賭けゴルフ疑惑、愛人騒動で謹慎中のハズ?が8月28日夜、突如、記者会見を行った。「名誉を傷つけられた」として同じ28日、新潮社などを相手に損害賠償や謝罪を求める訴えを起こしたのである。
『スパモニ』は、午後6時30分から行われた会見の模様を取り上げたのだが、横峯氏の対応を見ていると、いくら新人とはいえこれでも政治家?
記者会見は、始まる前から荒れ模様だった。横峯の弁護士、谷澤忠彦氏が、会見の取材にきた週刊新潮の記者に「会見の場に出てほしくない」と、退出を要求した。そして会見。
まずは、会見が遅れた理由から「私は公人ですから、調べたうえで会見で発表しようと思ったのです」。続けて「女性との問題ですが、昨年友だちとして2,3か月お付き合いしました。それ以降は会っていません」と、一時は男女の関係があったことを事実上認めた。
ところが、「選挙運動中に女性から慰謝料として金銭の要求があったのです」と、一転ドロドロした話に。
ここで記者から「有権者はそういうことを一切知らされていないで投票していますが...どうお考えで?」と、ズバリ質問。これには答えに窮したのだろう。逆に声を荒げて「私だって(恐喝されることを)知らなかった。恐喝されているのに何故こういう目に遭うのですか」。
「補佐役」の谷澤氏も興奮気味に「7月に入って要求が始まった。カネを出さなければマスコミに...恐喝です。(記事は)全面否認。証拠があるなら持ってこい。全面的に戦います」。一方、賭けゴルフについても横峯氏は「10年前に鹿児島にいる時に、5000円の賭けをしたことがあった」と話したが、常習性については否定した。
この記者会見を聞いたもう片方の主役、元愛人も負けてない。「週刊誌の取材にウソは一つも言っていません。脅してきたといいますが、むしろ横峯さんの友人という人から、今後私や家族を脅かすような脅迫メールが送られてきています」。
そして週刊新潮は「先週、横峯側はゴルフ仲間に対し口止め工作し、証拠隠滅を図ったうえで、提訴に及んだ。卑劣な行為だ」と、徹底抗戦の構え。今週発売予定の同誌でこの点の続報記事を掲載するという。
それにしても危機管理などという上等なものではないが、このテの火遊びにリスクは付きもの。それなりの金銭対応を覚悟して遊ぶか、カネがないなら遊ばないかだ。また、気に入らないからと、記事を書いた記者を記者会見場から追い払うのは「公人」としていかがか。
最後に、弁護士の勢いにビビったのか赤江珠緒キャスターがとってつけたように「双方の言い分をきっちりと報道させていただきました」。報道姿勢として言わずもがなのこと。
それともこの件でフライングがあったのか?