生まれて始めて異性に恋した警察官がいました。40歳の警視庁立川署の友野秀和巡査長で、親と同居していました。
「おれの女になれ」なけなしのカネを浪費して、ときには警察官であると威圧しながらダニのように付きまとい、ついに相手の女性を拳銃で殺してしまいました。市民を守るために携帯している武器が、フラれた腹いせのための凶器になったのです。
――女性のみなさん。拳銃を持った、特権意識を持つ職業の人との付き合いには気をつけましょう。
スッキリ!!では<ストーカー警察官の狂気>を追って、福島県ののどかな田園風景のなかにある被害者の実家にカメラを向けました。遺族である父親の、声にならないような小さな悲痛な胸のうちをマイクがおさめました。
「いまさら陽子が帰ってくるわけはないので・・・気が抜けた状態です。SOSを出しているのは聞いてました。・・・やさしい子どもでした」
「遺族にしてみたら、たまったもんじゃないですね」(加藤浩次)
悪質無法のストーカー行為をされていた彼女は、嫌悪感と恐怖感と無力感におののいていました。相手は警察官だし、そのお仲間の警察に相談したところで何もしてくれない・・・。
「大体だよ、警察がキャバレーで事情を聞くなんて・・・」テリー伊藤は<怒>です。
「何かあったら信頼して相談するのが警察なのに、ひどすぎます」(三船美佳)
しかも拳銃で無残に殺してしまいました。
「警察が犯罪捜査のための特権である銃を持っている。彼女はその特権の行使を恐れていた具体例もあります。恐ろしくてたまりません」(阿部祐二リポーター)
こうしたトークのしめくくりに勝谷誠彦が早口で熱弁をふるいました。
「モミ消されるという被害者の思いは、いまわれわれ国民も注視しなければなりません。この事件の顛末そのものまでモミ消されるかもしれないのです。情報としてあるけど、彼女が調査会社に相談した内容が、警察のコンピューターに入っていて、それを隠すために調査会社といっている可能性もあるんです。ゼッタイに注視すべきです」
残暑にめげずに、熱い視線で警察の対応を見守りたいものです。