小倉が「ブドウ糖」ネタで独走

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   夏休みをきちんと消化したせいなのか、このところ、小倉智昭のオープニングはサビが効いている。まずは、古い扇風機の発火で老夫婦が死亡したという話。

なんかサイボーグみたいですね

   8月20日夜、東京・足立区で80歳代の夫婦が焼死した住宅火災の原因が、37年前の三洋電機製の扇風機の発火だとわかった。とはいえ、製品の不良ではなく、老朽化でコンデンサーの絶縁が不良になったものだった。

   30年以上前のものはまだ、6,000~7,000台はあるとみられ、三洋電機は「使わず廃棄して」と呼びかけた。ただ、同様の発火による事故は24件あり、経済産業省には届けていたが、一般への告知が不備だったと、社長も陳謝した。

   小倉は「事故さえなければ、サンヨーの扇風機は37年ももつのか、たいしたもんだと評価されたでしょうが」。亡くなったおばあさんは、足が不自由で車椅子生活。熱帯夜だったが、足を冷やさないように、冷房ではなく扇風機を使っていたのだという。

   「では、企業はどこまで責任を負うのか」と笠井信輔。たしかに悩ましい問題だ。

   小倉はさらに「昔のものは、コンピューターなんて使ってないから、長持ちしちゃうんですよね。PL(製造物責任)法なんて最近できたんだから、古いものを使うとリスクもあるということを知っておかないといけない」と締めくくった。

   それからもうひとつ。ソニーが環境にやさしい「バイオ電池」を開発した話。小さな容器にスポーツドリンクを注ぐと、小さな扇風機が回り始める。ブドウ糖を分解して発電するのだという。ここから、小倉が独走を始めた。

   「ブドウ糖で気がついた。ボクは糖尿病だから、お小水を分解すれば‥‥」。佐々木恭子はもう笑ってる。「いや、そのうちウォークマンの電源になる‥‥」という小倉に、「なんか、サイボーグみたいですね」と佐々木。

   しかし小倉はめげない。「さらにブドウ糖を分解したら糖尿病にも朗報かと、そこまで考えましたよ」。しかし、周囲は笑うばかり。佐々木かをりは「開発した人も糖尿病だったかも」と口を滑らした。が、小倉の発想はなかなか、いい線いってる。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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